kephyce 日々の記録

エレクトロニクスと音楽のお話

金田さんの電流伝送マイク

こんばんは。

とうとうでました、金田さんの電流バランス伝送のマイク、
正直言って、私の回路と結構よく似ています(笑)

何点か決定的な違いがありますが。。。

ポイントは差動のバイアス電圧をどうつくってやるか、そしてマイクカプセルをそこにどうつなぐか、なのですが、私のとは違いますね。

詳細はあまり触れないように(^^;しますが、
多少書きますと、、、

バイアス電圧をツェナーそのままで使っていますよね。。。ってところ。ツェナーは電流が少ないとノイズは増える。
微少電流で使っているので、、、、それと差動でコモンモードでツェナーのノイズが回路に加わりますが、いくら差動でCMRRがある程度あるからといっても限度がありまして・・・

あと、増幅度(トランスコンダクタンス)を増して、ゲイン調整出来る回路が入っていたりします。

後当然ファンタム互換でつくったので、48V以下の動作で、従って、成極60V前後はDC/DCです。

ADCまでの回路は全然違います。金田さんはADCに直結するシンプルさに重きを置いて設計しているのだとおもいますが、私のは一般的な機器との互換性を重視しています。

といった感じですが、音は似ていると思いますよ。

マイクケーブルの容量を計ったようですが、私もやりました、昔、録音に行って、各ホールの天井吊り装置のケーブルのCを測定しました。
マイクケーブル100m??この回路は、もっと長く行けますよ(^^)