kephyce 日々の記録

エレクトロニクスと音楽のお話

昨今の技術系話題

●ことしはヴェルディ・イヤーということで、よくレクイエムなどやっているのですが、改めて聞いて、良い曲ですね。
最近、ずーっと頭の中でこの曲がぐるぐる回っています。♪サンクスト サンクスト サンクスト 〜〜


■昨今の新しい半導体は、SiCが盛り上がっておりますが、最新の話題はGaN(ガリウムナイトライド)、そしてGa2O3(酸化ガリウム)です。

・トランスで有名(だった??)タムラと光波が開発した酸化ガリウム半導体、大電流のMOS FETが安価に生産できるようです。NEDO(ねどー)の委託開発事業のようです(って、私もNEDOの委託をやったことがありますが、結局メーカー側が「こういう新しいものが出来そうなので、開発資金を援助してください」という形の委託ですね。数年前にミューザ川崎の上の階に、申請書類を提出しに行った記憶があります。。。

・日本インターでは、ガリウムナイトライドのパワー半導体のサンプル供給を始めました。

・シリコンカーバイドでも、フェアチャイルドがバイポーラトランジスタの提供を昨年秋より開始しています。

ここにきて、いろいろ面白い半導体が出てきて、おーでおまにあとしても期待が持てるわけであります(笑)。



■ある秋葉原のお店には「これを作れ!」と商品提案をしたのですが、SC-59パッケージをTO-92に変換する変換基板、無いですね。1.27ピッチでね。
 ところが、MAC8の親会社であるエイト工業では、1.27ピッチのDIPへの変換基板をやった実績があるようで、このような写真を入手しました。

 こういうつくりで、SC-59→TO-92変換ができるわけです。
 で、何が良いかというと、東芝トランジスタ、JFETです。TO-92は全て生産中止方向ですが、東芝は有り難いことに、多くのTO-92パッケージと同等のものをSC-59などのチップで販売継続しています。違いはコレクタ損失ぐらいですか。
 ルネサスなどは、ウエハーのインチが小さいものは全部生産中止ということで、こういうことはやらないですね。
 A872A/C1775Aのチップ版がでることはないです。
 東芝は、たとえばA970/C2240はA1312/C3324と中身自体は全く同じです。これらのデュアルチップまで出している。HN3A51F/HN3C51Fです。チップなら容易に熱結合された差動アンプを構成することが出来ますね。
 HN3シリーズは2.54ピッチへの変換基板は使えるものが出ているのですが、A1312/C3324のSC-59をTO-92
にするものがないので、是非どこかの会社で作ってほしいのですねぇ。そうすれば、当面ディスクリートアンプは作れることとなります。



●別な話で恐縮ですが、
私のこのブログの検索ワードで、週刊文春関係のが結構ひっかかっていまして(笑)その検索ワードの内容からして、やはり最近の週刊文春は記事が変だ、という風に感じているひとがおおいみたいです。
そうなんですよね、、、、
ま、この週刊誌では、官僚批判をする人が、よく叩かれますね。