kephyce 日々の記録

エレクトロニクスと音楽のお話

近況

おひさしぶりです。

本業も第一副業も第二副業も結構忙しいくてご無沙汰しております(笑)

・第二副業、またC級な作文している最中です(笑)
思い起こせば2月ごろ某日、某所にて、私の他、O氏と当社S氏、T編集長の4人の密談から始まりました(笑)

・第一副業は、なんと、すばらしい、世界的な演奏家のセッション録音をすることとなりまして、私、録音だけではなく、ぷろでゅーさーになりそうです。
 上手く行けば、1年半後くらいにみなさまに新しいソースを提供できるかも知れません。
 ま、まだ資金が全部は集まらず(^^;)、途中で話がこける可能性もありますので、この辺で。。
 (資金を一部でも出しても良い!!というかたはご連絡ください。

・年末から、私が先日販売したマイクロフォン(ショップスの無指向カプセル使用)を使ったソースが徐々に販売になる予定です。キングレコード系の某レーベルさんです。
 これは一般に購入できるものなので、これもまとまり次第お知らせします。
 私はマイクを作っただけですが、DCマイク独特の音質をお楽しみいただけます。
 DSDソースで出るものもあるかも知れません。

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・プロのエンジニア向けにはDCマイクの製造を請け負っているのですが、今まで二件だけです。
 けして高い値段ではないです。通常のマイクと同じくらい。
 いろいろなエンジニアのかたに声を掛けているのですが、興味を持ったのはやはり前向きな人、エレクトロニクスの知識がある人、のようです。
 どうも、新しいことにチャレンジしないかたも多いですね。年齢が上のかたであれば、もうやりかたを変えたくない、うちのレーベルの音質を変えたくない、ということでしょうけど、若い人が興味が無いのは、とても残念なことです。

 音が良いのは十分に話題になっていて、それを否定する人も誰もいないのですが、「ほかのマイクとの相性があるから導入は難しい」みたいなことを、使ったこともないうちから言うので、困ったものです。
 比較してほしいのですよね。比較したら、どれだけ違うかよーく判ると思うのです。
 DCマイクは、音が良いとか悪いとか言うレベルではなくて、
オケなどではひとつひとつの楽器の分離が良い、細かなところがはっきり聞き取れる、
  マルチマイクをやる意義が薄れる、つまりマイクの本数を減らせる

 といっても返事が返ってこないですな。

 DCマイクの最高の褒め言葉は、DPAと比較して「ボリュームを絞っても一つ一つの楽器が分離して聞き取れる」
 また、音の良いので話題のサンケンCO−100Kと比較して「S/Nがずば抜けて良い」
 使用しているFD1841は、ノイズ選別して20nV/√Hz以下のもの(カタログスペックはTyp:30nV/√Hz)を使っていて、実はもっとノイズの小さいJFETもあるので、もっと下げられるのですが、折角CO-100Kは音が良いのに何でS/Nが悪いんでしょうか??室内楽は無理だそうです。

 世の中、ミキシングエンジニアという職業がありますが、マイクの性能が悪いから存在しているのであって、マイクが良くなってワンポイントで録れるようになったら、ミキシングの必要は無くなりますし、
 将来その方向に行かなければ嘘だと思いますね。


 現段階でもDCマイクでとれば十分に小編成や器楽曲はミキシング不要だとおもいます
 だって物理的に、別のマイクで録ったものを合成したとして、絶対にホールの音場を再現できないですからね。
 私は卒論がマイクの位相差合成に関することでしたから判りますが、他の位置のマイクで録った音を合成すると、全体として指向性が出来てしまったり、立ち上がりが鈍い音になったり。原理的にそうなるので、難しいですね、とても。シミュレーションすれば一発で判っちゃうのですが。

・で、マル秘、でもないか、カレントトランスミッションのDCマイク、これは完全に金田式から逸脱していますが、どうみてもディファレンシャルにした方が音が良いはずなので、そういうものを考えているところです。

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