kephyce 日々の記録

エレクトロニクスと音楽のお話

「トランジスタ技術」誌2月号はお薦め/「無線と実験」誌2月号

こんばんは。

2月号のトラ技は、ElectrArtさんが頑張って書かれています。
ま、噂は前から耳に入っていましたが。
トラ技HPから、ハイサンプリングデータがダウンロードできます!!

そして、なんか、執筆者の中にどこぞの元政治家と同姓同名のかたもいらっしゃって。この方は??

インターナショナル・レクティファイアのかたのD級アンプも結構みどころ。チップのメタルキャンパワーMOSが使われています。

川田章弘さん担当のヘッドフォンアンプは、トランスリニアバイアス採用とのことで期待していたら今月号には載っていない。うーん。

USBオーディオ関連以外でも、
寄生容量1pFの電源トランスって、これは、私が作ったアイソレーションアンプに使ってローノイズ化を図れといっているようなものです(笑)。

NIの技術発表会取材と言うことで、あのヒ素入りカレー事件の林真澄容疑者のヒ素を鑑定したというSpring-8のレポートまで。盛りだくさんです。


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無線と実験」誌2月号は・・・・
金田さんの記事は、なんか大昔に帰ったような・・・・こんなI/V、昔からよく見かけますのですよ。
差動にして直線性改善しなくていいのかな?
「電圧伝送が常識」なわけは無いです。計測器の回路では昔から電流伝送にすることで帯域を延ばしてきました。

ま、歪み率は0.1%を切れば人間の耳には判断できないので。
音質の決定要因は、もっと別なところにある。単発波形の歪み(トランジェント特性)や、振動の影響や、各パーツ固有の過渡歪みとか、そういうことなので。。。。

つづき、

MJの金田さん記事

パワーアンプがI/Vということですが、、、、
アンプのマイナス端子にケーブルをつけると、ケーブルが容量がぶら下がることと同等になり、
アンプが高域にピークを持つ方向で周波数特性が乱れます。しかも帰還抵抗を変えるとなると、
ゲイン(ボリュームの位置)によって大きく高域特性が変わってしまい、おそらく、音も大きく変わるのでは無いかな?
それを避けるためにはアンプの帯域をできるだけ下げなければならないです。

記事を読むと、Tr7のコレクタ位置と位相補正容量値を変えていまして、発振を止めているようですが、
入力に繋がるケーブルの長さで大きく高域特性が変わってしまうので、、、、どうするんでしょうか??入力ケーブル長を固定にしないと、位相補正量を固定できません